年があらたまれば心もあらたまる。心があらたまればおめでたい。正月だけがめでたいのではない。心があらたまったとき、それはいつでもおめでたい。
きのうもきょうも、自然の動きには何ら変わりはない。照る陽(ひ)、吹く風、みな同じ。それでも心があらたまれば、見るもの聞くものが、みな新しい。
年の始めは元日で、一日の始めは朝起きたとき。年の始めがおめでたければ、朝起きたときも同じこと。毎朝、心があらたまれば、毎日がお正月。あらたまった心には、すべてのものが新しく、すべてのものがおめでたい。
きのうはきのう、きょうはきょう。きのうの苦労をきょうまで持ち越すことはない。「一日の苦労は一日にて足れり」というように、きょうはまたきょうの運命がひらける。きのうの分まで背負ってはいられない。毎日が新しく、毎日が門出(かどで)である。
日々是新(ひびこれあらた)なれば、すなわち日々是好日(ひびこれこうじつ)。素直で謙虚で、しかも創意(そうい)に富む人は、毎日が明るく、毎日が元気。
さあ、みんな元気で、新しい日々を迎えよう。